【英語学習】英語のみ |  ここが変だよ日本、1月に自販機で水?温水便座・こたつ・オフィス、日本は「部屋」ではなく「人」を暖める国だった #英語学習 #ネイティブ英語会話  #リスニング強化 #英語耳
耳で学ぶ2026/7/25

【英語学習】英語のみ | ここが変だよ日本、1月に自販機で水?温水便座・こたつ・オフィス、日本は「部屋」ではなく「人」を暖める国だった #英語学習 #ネイティブ英語会話 #リスニング強化 #英語耳

ポッドキャスト「すきまイングリッシュ」のスクリプト。「【英語学習】英語のみ | ここが変だよ日本、1月に自販機で水?温水便座・こたつ・オフィス、日本は「部屋」ではなく「人」を暖める国だった #英語学習 #ネイティブ英語会話 #リスニング強化 #英語耳」の会話全文です。

シェア:

ポッドキャスト「すきまイングリッシュ」のスクリプトです。さゆり・Marc・サラの3名でお届けしています。

動画と合わせて英語学習にお役立てください。


スクリプト

PR

さゆり: 今日は、サラが日本語と格闘したお話です。ニューヨークで生まれ育って、思ったことをその場ではっきり言う。そんなサラが、日本で全く歯が立たなかったものがあります。それが「言葉」でした。

Marc: Sarah, you told me you had a rough story about the language. What happened? (日本語訳: サラ、語学に関してひどい話があったって言ってたよね。何があったの?)

サラ: Oh, I have several. Where do I even start? Reading it, speaking it, or the words that pretend to be English. (日本語訳: あー、いくつかあるよ。どこから話そうかな?読むこと?話すこと?それとも英語のふりしてる単語?)

Marc: Wait, the words that pretend to be English? (日本語訳: え、英語のふりしてる単語?)

サラ: We are getting to those. Trust me, they are the worst. (日本語訳: そこまで行くから。信じて、それが一番ひどいの。)

Marc: Okay, but back up a second. You are the most confident talker I know. (日本語訳: わかった、でもちょっと待って。君は僕が知ってる中で一番自信のある話し手だよ。)

サラ: In English. In English, I can talk my way through absolutely anything. (日本語訳: 英語ではね。英語なら、どんなことでも乗り越えて話せるんだ。)

Marc: Right. You are never lost for words. (日本語訳: そうだよな。君は決して言葉に詰まることがない。)

サラ: And that was exactly the problem. I moved to a country where being a good talker did not help me at all. (日本語訳: そして、それがまさに問題だった。自分が話せるからといって全く役に立たない国に引っ越してきたんだ。)

さゆり: 面白いですよね。英語ではいくらでも話せるサラが、日本語になると別人になってしまう。今日はその「読めない・言えない・通じない」の三段階を、順番に聞いていきましょう。

Marc: Okay, so let us start with reading. Kanji. (日本語訳: なるほど、じゃあ読むことから始めようか。漢字。)

サラ: Kanji. So here is the thing nobody warns you about. You can be a fully functioning adult, and then you land here, and suddenly you cannot read anything. (日本語訳: 漢字。みんな教えてくれないんだけど、こういうことなんだ。ちゃんと社会生活を送れる大人なのに、ここに来ると突然何も読めなくなるんだよ。)

サラ: A menu. A street sign. The buttons on the washing machine. I went from a competent thirty-year-old to a confused child in one flight. (日本語訳: メニューとか、道路標識とか、洗濯機のボタンとかね。有能な30歳から、飛行機一台で混乱した子供になっちゃった。)

Marc: I remember that exact feeling. The illiteracy hits you the second you land. (日本語訳: その感覚、まさに覚えてるよ。降り立った瞬間に文字が読めない現実にぶち当たるんだ。)

サラ: It hits you immediately. And the first place it really got me was a restaurant. (日本語訳: すぐにぶち当たるよ。それで最初に本当にやられたのがレストランだったんだ。)

Marc: Tell me the restaurant story. (日本語訳: そのレストランの話を聞かせて。)

サラ: So it is my second week here. I walk into this tiny place near my apartment, and the whole menu is up on the wall. All kanji. No pictures. No English. (日本語訳: それで、ここに来て2週目のことなんだけど、アパートの近くの小さな店に入ったんだ。メニューが全部壁にあってね。全部漢字。写真なし。英語なし。)

Marc: No pictures is brutal. (日本語訳: 写真がないのはきついね。)

サラ: No pictures is a death sentence. So I did the only thing I could do. I picked a row of characters that looked friendly, and I pointed at it. (日本語訳: 写真がないのは死刑宣告だよ。だから、私ができた唯一のこと。友達に friendly に見えた文字の列を選んで、それを指さしたんだ。)

Marc: You just pointed at a random one? (日本語訳: 適当なものを指さしたの?)

サラ: I winged it. I completely winged it. I had no idea what I was ordering. (日本語訳: 運任せにしたんだ。完全に運任せ。何頼んでるか全然わかってなかった。)

Marc: And what actually came out of the kitchen? (日本語訳: それで、キッチンから実際に出てきたのは何だったの?)

サラ: A bowl of something with a raw egg on top and tiny fish looking right at me. Which, honestly, turned out to be delicious. But in that moment, I was terrified. (日本語訳: 生卵が乗ってて、こっちをじっと見てる小魚が入った、何かの丼ぶり。正直、すごく美味しかったんだけど、その瞬間はマジで怖かったわ。)

さゆり: サラが言った "I winged it"。翼という単語が入っていますが、空を飛ぶ話ではありません。「準備なしに、その場でなんとかする」「ぶっつけ本番でやる」という意味の表現です。メニューが読めないから、勘で注文した。まさに "winged it" ですね。

Marc: So how did you even start learning to read? (日本語訳: じゃあ、どうやって読み方を学び始めたの?)

サラ: Slowly. And badly. Because here is the part I could not wrap my head around. One character does not have one sound. (日本語訳: ゆっくり、そして下手くそにね。だって、どうしても腑に落ちなかった部分があるんだよ。一文字に一つの音しかないわけじゃないの。)

Marc: Right. It has like five. (日本語訳: そうそう。5つくらいあるんだよね。)

サラ: It has like five! The exact same character is read completely differently depending on the word it lives in. In English, a letter is just a sound. (日本語訳: 5つくらいあるのよ!全く同じ文字が、それが含まれる単語によって全然違う読み方になる。英語だと、文字はただの音だもんね。)

Marc: The alphabet is a promise. Kanji is not. (日本語訳: アルファベットは約束だけど、漢字はそうじゃない。)

サラ: Kanji is not a promise. Kanji is a negotiation. Every single word. (日本語訳: 漢字は約束じゃない。漢字は交渉よ。全ての単語。)

さゆり: 今サラが言ったこと、日本人にはピンと来にくいですが、とても鋭い指摘なんです。漢字には「音読み」と「訓読み」があって、同じ字でも言葉によって読み方が変わります。

さゆり: 「生」という字なんて、読み方が十以上あります。「生きる」「生まれる」「先生」「芝生」、全部同じ字なのに読みが違う。学習者にとっては、これが一番の壁なんですね。

Marc: The character for "life," right? That one is famous for being impossible. (日本語訳: 「生命」の字だろ? あれは不可能で有名だよな。)

サラ: That one nearly ended me. I counted the readings once. I stopped at ten and closed the book. (日本語訳: あれで私、死ぬかと思ったわ。読み方を数えたことあるんだけど、10で止めて本を閉じたもん。)

Marc: You threw in the towel. (日本語訳: ギブアップしたわけだ。)

サラ: I threw in the towel that day, yes. But I picked the book back up the next morning. (日本語訳: その日はギブアップしたわ、ええ。でも、次の日の朝にはまた本を手に取ってた。)

サラ: Because you have to. If you cannot read here, you cannot really live here. So you keep going. (日本語訳: だって、そうするしかないんだもん。ここで読めなかったら、ここでは本当の意味で生きられない。だから続けるしかないの。)

サラ: And for that whole first year, my phone was my lifeline. I had a translation app open constantly. Camera on the menu, camera on the letter from city hall, camera on everything. (日本語訳: そして、最初の1年間はずっと、私のスマホが命綱だった。翻訳アプリを常に開いてた。メニューにカメラ、市役所からの手紙にカメラ、何にでもカメラを向けてた。)

Marc: The camera translation is a miracle and a disaster at the same time. (日本語訳: カメラ翻訳は奇跡であり、同時に大惨事でもあるよな。)

サラ: Both. Because half the time, what comes back makes no sense. I once pointed it at an official document and the app told me "the honorable water event requires your seal." (日本語訳: どっちもね。だって、半分くらいは何を言ってるのか全く分からないんだもん。一度、公的な書類にカメラを向けたら、「名誉ある水のイベントにあなたの印鑑が必要です」だって。)

Marc: The honorable water event. (日本語訳: 名誉ある水のイベント。)

サラ: I still do not know what that was supposed to mean. So much of it just got lost in translation. (日本語訳: それが何を意味してたのか、今でも分からないわ。たくさん、文字通り翻訳で失われてた。)

Marc: "Lost in translation." The classic. (日本語訳: 「翻訳で失われて」。定番だね。)

サラ: The classic. And the literal truth of my first year. It just never survived the trip into English. (日本語訳: 定番。そして、私の最初の1年間の文字通りの真実よ。英語への旅で、全く生き残らなかった。)

さゆり: "lost in translation" という表現、聞こえましたか。直訳すると「翻訳の中で失われた」ですが、「別の言語に訳したときに、大事なニュアンスや意味が抜け落ちてしまう」ことを言います。日本語の微妙な言い回しほど、機械翻訳では消えてしまいますよね。

Marc: Did Mia help you at all with the reading? (日本語訳: ミアは読み方を助けてくれた?)

サラ: Mia was a saint. She came over one Sunday, and we just sat at my table with a huge stack of my mail. She read every piece out loud and told me what it actually said. (日本語訳: ミアは本当に我慢強かったわ。日曜日にある時来てくれて、テーブルに座って、大量の私の郵便物を処理してくれたの。一枚一枚声に出して読んで、それが実際に何を書いているのか教えてくれた。)

サラ: So reading was the first wall. But the second one was stranger. Because once I could speak a little, I hit keigo. (日本語訳: だから、読むことは最初の壁だった。でも二つ目はもっと奇妙だった。少し話せるようになったら、敬語にぶち当たったのよ。)

Marc: Keigo. The politeness levels. (日本語訳: 敬語ね。丁寧さのレベル。)

サラ: The politeness levels. And this one messed with my sense of self, honestly. (日本語訳: 丁寧さのレベルよ。これは正直、私の自己認識を狂わせたわ。)

サラ: Because you know me. In New York, I say what I mean. No filter. If I think it, it is out of my mouth in five seconds. (日本語訳: だって私を知ってるでしょ。ニューヨークでは、言いたいことは何でも言うの。フィルターなしよ。考えたら、5秒で口から出る。)

Marc: I have witnessed this many, many times. (日本語訳: 何度となく目撃してきたよ。)

サラ: And then I move to a country with an entire grammar built around not being direct. Around softening everything. (日本語訳: それで、直接的でないことを旨とした国に引っ越してきたわけ。全てを和らげることに。)

Marc: Keigo is a whole system on its own. (日本語訳: 敬語はそれ自体で一つのシステムだね。)

サラ: It is a whole system. There is polite, there is humble, there is honorific. You raise the other person up and you lower yourself down, all in the verb endings. (日本語訳: 全く一つのシステムよ。丁寧語、謙譲語、尊敬語がある。相手を持ち上げて自分を下げる、全部動詞の語尾でね。)

さゆり: サラの説明、とても正確です。日本語の敬語には、丁寧語・尊敬語・謙譲語の三つがあります。相手を高めるか、自分を低めるかで、同じ動詞でも形が変わる。日本人でも間違えるくらい、複雑なんですよ。

Marc: And this is different from your whole "too direct" thing, right? (日本語訳: それは「直接的すぎる」こととは全く別なんだね?)

サラ: Completely different. Being too direct, I already knew about that. That is a content problem. I say the wrong thing. (日本語訳: 全く別よ。「直接的すぎる」ことは、もう知ってた。それは内容の問題。間違ったことを言う。)

サラ: Keigo is not about what you say. It is about the shape of the words themselves. I could have the perfect polite thought and still get the grammar wrong. (日本語訳: 敬語は、何を言うかじゃないの。言葉の形そのものなのよ。完璧に丁寧な考えを持っていても、文法を間違えることがある。)

Marc: The machinery, not the message. (日本語訳: 仕組みであって、メッセージじゃないと。)

サラ: The machinery, not the message. Exactly. It is a completely different kind of hard. (日本語訳: 仕組みであって、メッセージじゃない。その通り。全く違う種類の難しさよ。)

Marc: So where did it go wrong for you first? (日本語訳: それで、どこで最初に間違えたんだい?)

サラ: Oh, in so many places. But the worst was a phone call at work. (日本語訳: あー、色んなところでね。でも一番ひどかったのは、仕事の電話。)

Marc: A work phone call in a second language. That is genuinely terrifying. (日本語訳: 第二言語での仕事の電話。それは本当に恐ろしい。)

サラ: It is the scariest thing in the whole language. Nothing else even comes close. (日本語訳: 言語全体で一番怖いことよ。他には比べ物にならない。)

Marc: What happened on the call? (日本語訳: 電話で何があったんだい?)

サラ: So I had to call a client. And I had practiced. I had my polite phrases ready. "Osewa ni natte orimasu." The whole formal opening. (日本語訳: だから、クライアントに電話しないといけなかったの。練習したわ。丁寧なフレーズも準備してあった。「お世話になっております。」とか、ちゃんとしたオープニングのやつ。)

Marc: That is a strong opening. (日本語訳: すごいオープニングだったね。)

サラ: It was a great opening. And then the person actually replied, and my brain just emptied. Everything I had practiced was gone. (日本語訳: すごくいいオープニングだったよ。そしたら相手が本当に返事をしてきて、頭が真っ白になっちゃった。練習したことは全部吹っ飛んだ。)

Marc: The total blank. (日本語訳: 完全に真っ白。)

サラ: Total blank. And in a panic, I switched to casual Japanese. To a client. I talked to a business client the way you would talk to a close friend. (日本語訳: 真っ白。パニックになって、カジュアルな日本語に切り替えちゃったんだ。クライアントにだよ。親しい友達に話すような話し方でビジネスのクライアントと話した。)

Marc: Oh no. You did not. (日本語訳: まさか。まさかそんなことしたの?)

サラ: Oh yes. I could hear it happening and I could not stop it. I bombed it. I completely bombed that call. (日本語訳: そうなのよ。自分がやってるのがわかってたのに、止められなかった。大失敗よ。あの電話、完全に大失敗だった。)

さゆり: "I bombed it" という表現が出ましたね。爆弾の "bomb" ですが、爆発の話ではありません。「大失敗した」「大コケした」という意味のカジュアルな言い方です。試験でも、スピーチでも、電話でも、ひどく失敗したときに "bombed it" と言います。

Marc: So what did you do after that call? (日本語訳: じゃあ、電話の後どうしたの?)

サラ: I put my head down on my desk. And then Keiko-san, my colleague, she had heard the whole thing. (日本語訳: 机に突っ伏したよ。そしたら同僚のケイコさんが、全部聞いてたんだ。)

Marc: The one who teaches by watching. (日本語訳: 見るだけで教える人だね。)

サラ: That one. And she did not laugh. She just came over and quietly walked me through the phrase I should have used. Wrote it on a sticky note. (日本語訳: そうそう。彼女、笑わなかったんだ。ただ过来て、私が使うべきだったフレーズを静かに教えてくれた。付箋に書いて。)

Marc: A sticky note from Keiko-san is basically a treasure. (日本語訳: ケイコさんの付箋は、まさに宝物だよ。)

サラ: I still have it. But here is the thing she told me that changed everything. She said, do not wait until it is perfect. Use it badly now. It only gets better by using it. (日本語訳: まだ持ってる。でも、全部変えてくれたのは彼女が言ったことなんだけどね。彼女は、「完璧になるまで待たないで。今、下手でも使って。使うことでしか上手くならないから」って言ったんだ。)

Marc: That is real advice. (日本語訳: それは本物の助言だね。)

サラ: It is the best advice. So that became my entire approach to keigo. Fake it till you make it. (日本語訳: 最高の助言だよ。それで、それが私の敬語へのアプローチ全部になった。「習うより慣れろ」って感じ。)

Marc: "Fake it till you make it." (日本語訳: 「習うより慣れろ」ね。)

サラ: I said the polite phrases before I fully understood them. I sounded stiff, I sounded like a textbook, but I said them. Every single day. And slowly, they started to feel like mine. (日本語訳: 私は、完全に理解する前に丁寧なフレーズを言ったんだ。ぎこちなく聞こえたし、教科書みたいだったけど、言ったんだ。毎日毎日。そしたら、だんだん自分のものに感じられるようになった。)

さゆり: "fake it till you make it" は、「できるようになるまで、できるふりをする」という意味です。自信がなくても、まずはできる人のように振る舞う。続けているうちに、本当にできるようになる。語学にも、仕事にも、ぴったりの言葉ですね。

サラ: Okay. So we have to talk about the third thing. The words that pretend to be English. (日本語訳: よし。じゃあ、3つ目のことについて話さなきゃ。英語のように見える言葉。)

Marc: I have been waiting for this. The katakana traps. (日本語訳: それを待ってたんだ。カタカナの罠。)

サラ: The katakana traps. So Japanese has borrowed a lot of English words. And you would think that helps a learner. (日本語訳: カタカナの罠。日本語には英語から借用した言葉がたくさんある。それは学習者には役立つと思うじゃない。)

サラ: It does not help. It is a trap. Because the word sounds familiar, so you relax, and then it means something completely different. (日本語訳: 役に立たない。罠なんだ。なぜなら、その言葉は聞き覚えがあるから、リラックスして、そしたら全然違う意味になるんだ。)

Marc: Give them the apartment one first. (日本語訳: まずアパートの方を教えて。)

サラ: Okay. So early on, someone asks me where I live. I say the neighborhood, and they go, oh, a mansion? And I said, no, I am not rich, it is just a small apartment. (日本語訳: OK。それで、初期の頃、誰かにどこに住んでるの?って聞かれて。近所だよって答えたら、「マンション?」って言われたの。で、お金持ちじゃないよ、ただの小さなアパートだって言ったんだけど。)

Marc: Because "mansion" here just means a regular apartment building. (日本語訳: だって、こっちの「マンション」って、普通の集合住宅のことだからね。)

サラ: It means a normal apartment building! And there I am, insisting I do not live in a mansion, and they are just confused, because they never said I was rich. (日本語訳: 普通の集合住宅だよ!で、私はマンションには住んでないって言い張って、相手はただ困惑してるわけ。私が金持ちだって誰も言ってないのに。)

Marc: You defended yourself against a compliment that nobody made. (日本語訳: 誰もしてない褒め言葉に対して自己弁護してたわけだ。)

サラ: I defended myself against nothing. Very peak New York behavior, honestly. (日本語訳: 何もないものに対して自己弁護してた。ニューヨーク人らしい行動だよね、正直。)

さゆり: これは「和製英語」ですね。英語から来た言葉なのに、日本で意味が変わってしまったものです。「マンション」は英語の "mansion"、つまり大豪邸のことですが、日本では普通の集合住宅を指します。だからサラは混乱したんですね。

Marc: Do the outlet one. That one is my favorite. (日本語訳: コンセントの話をして。あれが一番のお気に入り。)

サラ: Oh, the outlet. So my heater stops working one night. And I want to ask where the electrical outlet is. And someone tells me the word for it is "consent." (日本語訳: あー、コンセントね。それで、ある夜、私のヒーターが動かなくなって。電気のコンセントがどこにあるか聞きたいわけ。そしたら、その単語が「コンセント」だって言われたの。)

Marc: "Consent." (日本語訳: 「コンセント」)

サラ: Consent. As in, agreement, permission. And my brain just refused. I could not make my mouth say "where is the consent" while pointing at a wall. (日本語訳: コンセント。同意とか、許可とか、そういう意味の。で、私の脳はもう拒否反応。壁を指差しながら「コンセントはどこ?」って言うのを、口が受け付けなかった。)

Marc: But that really is the word here. (日本語訳: でも、それがこっちでの正しい言い方なんだよね。)

サラ: That really is the word! Konsento. It comes from some old English phrase, and now it just means the thing you plug into. I had to let go of the English meaning completely to use it. (日本語訳: それが正しい言い方なの!コンセント。古い英語のフレーズから来てるらしいんだけど、今ではただプラグを差し込むもの、っていう意味になってる。それを使うためには、英語の意味は完全に捨てなきゃいけなかった。)

さゆり: "コンセント" も和製英語です。英語では "outlet" や "socket"と言います。サラのように、元の英語の意味をよく知っている人ほど、かえって混乱してしまうんですね。

Marc: There are so many of these. (日本語訳: こういうの、たくさんあるよね。)

サラ: So many. "Smart" means thin, not clever. "Claim" means a complaint. A "viking" is a buffet. At some point I gave up trying to connect them to English at all. (日本語訳: たくさんあるよ。「スマート」は賢いじゃなくて痩せてるって意味だし。「クレーム」は文句。「バイキング」はビュッフェ。いつからか、英語と結びつけるのを諦めたんだ。)

Marc: You stopped fighting it. (日本語訳: もう抵抗するのをやめたんだね。)

サラ: I stopped fighting it. And that, honestly, is when everything changed. (日本語訳: 抵抗するのをやめた。それで、正直、すべてが変わったんだ。)

Marc: What do you mean, that is when it changed? (日本語訳: どういうこと?それが変わったきっかけだって?)

サラ: So for about a year, I was fighting the language. Trying to force it to make sense the way English makes sense. And it was exhausting. (日本語訳: だから、1年くらいは、言葉に抵抗してた。英語と同じように理解させようとしてた。それはもう、疲れ果ててた。)

Marc: I know that exact feeling. (日本語訳: その感覚、すごくわかるよ。)

サラ: And then at some point, I just stopped trying to understand every single thing. I started to muddle through. Point, guess, make a mistake, laugh, move on. (日本語訳: それで、ある時、すべてを理解しようとするのをやめた。なんとかやり過ごすようになった。指差す、推測する、間違える、笑う、次に進む。)

Marc: "Muddle through." (日本語訳: なんとか乗り切る)

サラ: Just muddle through. And weirdly, the second I stopped needing to be perfect, I actually started learning faster. (日本語訳: 完璧じゃなきゃって思うのをやめた途端、不思議と学習スピードが上がったんだ。)

さゆり: "muddle through" は、「きちんとした方法はわからないけれど、手探りでなんとか切り抜ける」という意味です。完璧を目指すのをやめて、間違えながら前に進む。サラの日本語が一気に伸びたのは、この姿勢に変わってからなんですね。

Marc: So when did you feel like you were actually getting it? (日本語訳: じゃあ、いつ「できるようになった!」って実感したんだい?)

サラ: There was one specific moment. I was at the convenience store, and the cashier asked me the bag question, the chopsticks question, the warming question, all of it. (日本語訳: あったんだ、これっていう瞬間が。コンビニにいた時なんだけど、レジの店員さんに袋いるか、箸いるか、温めますか、全部聞かれたんだよ。)

サラ: And I answered every single one without thinking. Without translating in my head first. It just came out. (日本語訳: で、頭の中でまず翻訳することもなく、考えることもなく、全部に答えることができたんだ。自然に出てきたんだよ。)

Marc: Without translating first. That is the dream. (日本語訳: まず翻訳しないで。それが理想だね。)

サラ: And I walked outside and stopped on the sidewalk, because I realized I had just had a whole conversation and I had not panicked once. (日本語訳: で、外に出て歩道で立ち止まったんだ。だって、一回もパニックにならずに、まるまる一連の会話ができちゃったって気づいたんだもん。)

Marc: You got the hang of it. (日本語訳: コツを掴んだんだね。)

サラ: I finally got the hang of it. Not all of it. Just that little convenience store script. But it was the first time the language felt like a tool instead of a wall. (日本語訳: やっとコツを掴んだんだ。全部じゃないよ。あのコンビニの決まり文句だけ。でも、言葉が壁じゃなくて、ツールだと感じられた初めての瞬間だった。)

さゆり: "get the hang of it" は、「コツをつかむ」「要領を覚える」という意味です。特に、すぐには簡単にできないことに慣れて、できるようになったときに使います。レジのやり取りを考えずにこなせた。まさに "got the hang of it" ですね。

Marc: And now? Two and a half years in? (日本語訳: じゃあ今、2年半経った今、どう?)

サラ: Now there are things I do in Japanese that I do not even notice anymore. That polite phone opening that destroyed me the first time? I say it now without thinking. It is second nature. (日本語訳: 今では、もう気にも留めないくらい、日本語でやってることがあるんだ。初めて私を絶望させたあの丁寧な電話の開口部?今では何も考えずに言ってる。もう体に染み付いてるよ。)

Marc: "Second nature." From the phrase that made you put your head on the desk. (日本語訳: 「体に染み付いてる」。机に頭を打ち付けたフレーズからだね。)

サラ: From the exact phrase that made me put my head on the desk. That is the part that gets me. The thing that was hardest is now completely automatic. (日本語訳: まさに頭を打ち付けたフレーズからだよ。そこが面白いところなんだ。一番大変だったことが、今じゃ完全に自動化されてるんだから。)

さゆり: "second nature" は、「考えなくてもできるほど、すっかり身についていること」を言います。日本語の「体が覚えている」「第二の天性」に近い感覚です。あんなに苦労した敬語の一言が、今では自然に口から出る。語学で一番うれしい瞬間かもしれませんね。

さゆり: では、今日出てきた表現をまとめましょう。サラとマークにも、使い方を見せてもらいます。

サラ: "Wing it." (日本語訳: その場の状況で対応する)

Marc: When you do something with zero preparation. Like walking into a meeting with no notes and just talking. (日本語訳: 何も準備せずに何かをすることだね。例えば、メモもなしで会議に入って、ただ話すみたいな。)

サラ: I wing it at karaoke every single time. I never know the words, I just commit. (日本語訳: カラオケでは毎度、その場の状況で対応してる。歌詞なんて知らないけど、とにかくやるだけ。)

さゆり: 「準備なしに、その場でなんとかする」「ぶっつけ本番でやる」という意味です。読めないメニューを勘で注文する、まさにあの状況ですね。

サラ: "Lost in translation." (日本語訳: 翻訳で失われた)

Marc: When the real meaning does not survive going from one language into another. (日本語訳: 一つの言語から別の言語に移る時に、本来の意味が失われてしまうことだね。)

サラ: Every joke I try to translate for my parents dies. It gets lost in translation every time. (日本語訳: 両親に訳そうとしたジョークは全部死んじゃう。毎回、翻訳で失われちゃうんだ。)

さゆり: 「別の言語に訳したときに、大事なニュアンスや意味が抜け落ちてしまう」という表現です。微妙な言い回しほど消えてしまいます。

サラ: "I bombed it." (日本語訳: 大失敗した)

Marc: When you fail at something badly. A test, a speech, a phone call. (日本語訳: 何かをひどく失敗した時。テストとか、スピーチとか、電話とか。)

サラ: I bombed my first keigo phone call so hard that I had to lie down afterward. (日本語訳: 初めての敬語の電話、ひどすぎて、終わった後横にならなきゃいけなかったんだから。)

さゆり: 「大失敗した」「大コケした」という意味のカジュアルな表現です。試験でもスピーチでも使えます。

サラ: "Fake it till you make it." (日本語訳: 「知らないことは知ってるふりをする」。)

Marc: When you act confident before you actually are, until one day you genuinely are. (日本語訳: まだそうじゃないのに、自信があるふりをして、いつか本当にそうなるまで。)

サラ: That was my whole keigo strategy. Say it stiff, say it wrong, but say it anyway. (日本語訳: それが私の敬語戦略の全てだった。カタく言う、間違って言う、でもとにかく言う。)

さゆり: 「できるようになるまで、できるふりをする」。自信がなくても、まずはできる人のように振る舞う、ということです。

サラ: "Muddle through." (日本語訳: 「なんとか切り抜ける」。)

Marc: When you get through something messy without really knowing how, and it somehow works out. (日本語訳: どうしたかわからないまま、ごちゃごちゃしたことをやり遂げて、なぜかうまくいく時。)

サラ: My entire first year was one long muddle through. Point, guess, survive. (日本語訳: 最初の1年は、とにかく「なんとか切り抜ける」の連続だった。指差して、推測して、生き残る。)

さゆり: 「きちんとした方法はわからないけれど、手探りでなんとか切り抜ける」という意味です。

サラ: "Get the hang of it." (日本語訳: 「コツを掴む」。)

Marc: When you finally start to master something that was not obvious at the start. (日本語訳: 最初は簡単じゃなかったことが、ついに得意になる時。)

サラ: It took me a full year to get the hang of the convenience store. A whole year! (日本語訳: コンビニのコツを掴むのに丸1年かかったよ。丸1年!)

さゆり: 「コツをつかむ」「要領を覚える」という意味です。すぐにはできないことに慣れてきたときに使います。

サラ: And the last one. "Second nature." (日本語訳: そして最後。「当たり前になる」。)

Marc: When something is so familiar that you do it without thinking at all. (日本語訳: あまりに慣れてしまって、全く考えずにやるようになる時。)

サラ: That polite phone greeting that wrecked me? It is second nature now. (日本語訳: 私を打ちのめしたあの丁寧な電話の挨拶? 今はもう当たり前だよ。)

さゆり: 「考えなくてもできるほど、すっかり身についている」こと。日本語の「体が覚えている」に近い感覚です。

さゆり: 今日は、サラが日本語と格闘したお話でした。読めない漢字、言えない敬語、通じない和製英語。どれも一度は心が折れそうになりながら、間違えて、笑って、続けてきたんですね。

サラ: I used to think being good with words would carry me anywhere. It did not carry me here at all. (日本語訳: 言葉遣いが上手ければどこへでも行けると思ってた。全然そんなことはなかった。)

Marc: You had to start over. (日本語訳: やり直さなきゃいけなかったんだね。)

サラ: I had to start over from zero. A confident adult who suddenly could not read a menu. And that was humbling in a way I really needed. (日本語訳: ゼロからやり直さなきゃいけなかった。メニューも読めなくなった自信のある大人として。それは、本当に必要としていた方法で私を謙虚にさせるものだった。)

Marc: I think that is the part people do not expect. It is not just hard. It changes how you see yourself. (日本語訳: それが、人々が予想しない部分だと思う。ただ大変なだけじゃなくて、自分を見る目が変わるんだ。)

サラ: It does. And I am so much more patient with people learning English now. I know exactly what that wall feels like from the inside. (日本語訳: そうなる。そして今、英語を学ぶ人に対してずっと忍耐強くなれた。内側からあの壁がどんな感じか、まさにわかるから。)

さゆり: 素敵なお話でした。言葉が通じないもどかしさを知っているからこそ、人に優しくなれる。みなさんも、間違えることを恐れずに、どんどん声に出してみてくださいね。

サラ: Make all the mistakes. Bomb it, wing it, muddle through. That is how you get the hang of it. (日本語訳: どんな間違いだって犯せ。失敗しろ、ぶっつけ本番でやれ、なんとか切り抜けろ。それがコツを掴む方法なんだ。)

Marc: See you next time. (日本語訳: じゃあ、またね。)

PR
シェア:

関連記事

【英語学習】英語のみ |  ここが変だよ日本、1月に自販機で水?温水便座・こたつ・オフィス、日本は「部屋」ではなく「人」を暖める国だった #英語学習 #ネイティブ英語会話  #リスニング強化 #英語耳

【英語学習】英語のみ | ここが変だよ日本、1月に自販機で水?温水便座・こたつ・オフィス、日本は「部屋」ではなく「人」を暖める国だった #英語学習 #ネイティブ英語会話 #リスニング強化 #英語耳

ポッドキャスト「すきまイングリッシュ」のスクリプト。「【英語学習】英語のみ | ここが変だよ日本、1月に自販機で水?温水便座・こたつ・オフィス、日本は「部屋」ではなく「人」を暖める国だった #英語学習 #ネイティブ英語会話 #リスニング強化 #英語耳」の会話全文です。

【日常英会話】英語のみ | ラーメン屋のカウンターを自分で拭く、トレー返却・スタジアム清掃、なぜ日本人は「自分の仕事じゃないこと」をやるのか #英語学習 #ネイティブ英語会話  #リスニング強化

【日常英会話】英語のみ | ラーメン屋のカウンターを自分で拭く、トレー返却・スタジアム清掃、なぜ日本人は「自分の仕事じゃないこと」をやるのか #英語学習 #ネイティブ英語会話 #リスニング強化

ポッドキャスト「すきまイングリッシュ」のスクリプト。「【日常英会話】英語のみ | ラーメン屋のカウンターを自分で拭く、トレー返却・スタジアム清掃、なぜ日本人は「自分の仕事じゃないこと」をやるのか #英語学習 #ネイティブ英語会話 #リスニング強化」の会話全文です。

【日常の英語】日本語解説あり | 携帯・ネット契約を英語で乗り切る12フレーズ、申し込み→料金確認→つながらない時→解約・変更まで完全対応 #英語学習 #英語フレーズ #英会話 #英語耳

【日常の英語】日本語解説あり | 携帯・ネット契約を英語で乗り切る12フレーズ、申し込み→料金確認→つながらない時→解約・変更まで完全対応 #英語学習 #英語フレーズ #英会話 #英語耳

ポッドキャスト「すきまイングリッシュ」のスクリプト。「【日常の英語】日本語解説あり | 携帯・ネット契約を英語で乗り切る12フレーズ、申し込み→料金確認→つながらない時→解約・変更まで完全対応 #英語学習 #英語フレーズ #英会話 #英語耳」の会話全文です。

【英語学習】英語のみ |  印鑑・FAX・7枚の問診票、日本の「紙の国」で気づいたこと、印鑑がないと銀行口座も作れない #英語学習 #ネイティブ英語会話  #リスニング強化 #英語耳

【英語学習】英語のみ | 印鑑・FAX・7枚の問診票、日本の「紙の国」で気づいたこと、印鑑がないと銀行口座も作れない #英語学習 #ネイティブ英語会話 #リスニング強化 #英語耳

ポッドキャスト「すきまイングリッシュ」のスクリプト。「【英語学習】英語のみ | 印鑑・FAX・7枚の問診票、日本の「紙の国」で気づいたこと、印鑑がないと銀行口座も作れない #英語学習 #ネイティブ英語会話 #リスニング強化 #英語耳」の会話全文です。

【英語学習】英語のみ |  印鑑・FAX・7枚の問診票、日本の「紙の国」で気づいたこと、印鑑がないと銀行口座も作れない #英語学習 #ネイティブ英語会話  #リスニング強化 #英語耳

【英語学習】英語のみ | 印鑑・FAX・7枚の問診票、日本の「紙の国」で気づいたこと、印鑑がないと銀行口座も作れない #英語学習 #ネイティブ英語会話 #リスニング強化 #英語耳

ポッドキャスト「すきまイングリッシュ」のスクリプト。「【英語学習】英語のみ | 印鑑・FAX・7枚の問診票、日本の「紙の国」で気づいたこと、印鑑がないと銀行口座も作れない #英語学習 #ネイティブ英語会話 #リスニング強化 #英語耳」の会話全文です。

【日常英会話】日本語解説あり | 何も教えてくれない先輩——3週間「見ているだけ」で気づいた日本の師弟文化 #英語学習 #英語フレーズ #英会話 #英語耳

【日常英会話】日本語解説あり | 何も教えてくれない先輩——3週間「見ているだけ」で気づいた日本の師弟文化 #英語学習 #英語フレーズ #英会話 #英語耳

ポッドキャスト「すきまイングリッシュ」のスクリプト。「【日常英会話】日本語解説あり | 何も教えてくれない先輩——3週間「見ているだけ」で気づいた日本の師弟文化 #英語学習 #英語フレーズ #英会話 #英語耳」の会話全文です。